イエアーッ!メガネを新調したぜ!
かれこれ5年ほど同じメガネを使っていて、現在の視力/乱視度合いに
全然マッチしてなかったので、変えてみることにした。
ぶっちゃけ、今更メガネもどうよ?とコンタクトレンズ派の人に、
微妙なジェラシーを感じないわけでもない。
今だとレーザーでちょちょっと視力回復させる手もあるし、
なんつーか、メガネを新調ってこう、ほんとイマサラ感満点なわけで。
ただ、どんなに羨んでみたところで、
目薬すら注せない男の泣き言なので聞き流してOK
目薬を注すときには、目をつぶってまぶたの間に水滴を落とし、
マバタキを繰り返して点眼するぜ!
そりゃ6割りくらいの目薬がコボレ落ちていってるけど
気にするな!
というわけで、2-3分迷わないでもなかったがメガネ。
ボクちんの生息するW市駅前には3件ほどのメガネ屋が存在し、
そのうち2件はコンタクトよりもメガネにチカラを入れる競合店。
こりゃ価格暴落に期待しまくりんぐですよ。
んで、最初の一件目を物色。ここはオリジナルフレームが多い。
最近の流行はまたフレーム太目なんですかね、そんなのやたら目に付く。
どうもボクちんは顔がデカイので、そういった太いフレームよりも、
こうシャープなフレームに角レンズで、
メガネだけでも痩せてみせたいと切に願う次第で。
あれこれ物色していると、年配の店員がスルリと忍び寄り、
ボクちんの耳元でこう囁く。
「こちらのフレームは如何でしょうか?お似合いと思いますが」
チタンシルバーフレームのブランド物を差し出す店員。
おぬしも悪よのう。
俺様にブランド物をつけろというのか!
デザインがクソならブランド物なんぞ意味ないからなー、
なんて思って手にしてみると、これが以外にも良い感じ。
というか、派手。
シルバーアクセサリじゃらじゃらさせてるボクちんは、
やっぱこういう系統へ進めってことなのね、と妙に納得。
お値段は23800円。
まあ、ブランドフレームにしては手軽な値段だし、むぅ。
鏡の前で件のフレームをかけたり外したりしていると店員いわく、
「こちら、レンズもこのお値段に込みで、
大変お安くなっております」
「ほほぅ!レンズも込みでこの値段とな!(ノリノリ)」
「左様でございます」
「うむ!これに決めた!・・・と言いたいけど、ちょっと一回りしてくるね!」
と、危うく条件反射的に買いそうになる自分を抑えて、
しっかりと競合他店の値段をチェックしにいくのだ。
・・・というわけで、徒歩3分で競合他店へ。
この距離だとそりゃもう価格競争も激化だよね!と勝手に決めつけ、
店員が寄り付いてくる前に物色開始。
こちらの店の方が有名店らしく、フレームの品揃えも豊富。
特にブランド物フレームの数は、先ほどの店を圧倒している。
しかも、ボクちんが割りと小物やバッグで愛用しているGAULTIERのフレームが
なんか山のように置いてある。
先ほどの店で見たフレームと全く同じものも発見。
ボクちんの中でGAULTIERとの一騎打ち開始ナリ!
値段もさすが競合と言うかなんというか、先ほどの店と全く同じ。
ふうむ、どうしたものかなあ。
スルリと女性店員がやってきて言う。
「どちらも非常に良くお似合いですね!」
「そうですか」(微妙に冷たく)
「ええ、どちらのフレームも甲乙つけ難いですね!」(全く引かない)
さすが店員の教育も行き届いていらっしゃる。
「たとえば、こういうライトフレームも如何でしょうか?」
と手にしてきたのは、上下それぞれがフレームレスな二本のフレーム。
どうもねえ、顔がでかいせいか、フレームレスだとメガネが負けて、
更に顔がでかく見えるんだよね・・・
「うーん、フレームレスとか、この手のフレームが曲線ものって、
どうも似合わない気がすんだよねー」とやんわり拒絶すると、
「なるほど、やはり先ほどのフレーム二本のどちらかが、
お客様にはぴったりと言うことですね!」
そう来たか。
もうアレコレ考えるのめんどくせーし、最初のフレームで良いか。
値段も一緒なら、最初の店に戻るのもなんだし、ここでいいや。
「んじゃ、コレください」
「かしこまりました、ありがとうございます!」
というわけで、ここから視力検査/乱視検査などが進むんだが、
これがまたさすが大手という感じで、徹底して検査してくれる。
視力検査してくれた男性店員は、ボクちんがかけてたサングラスを
ちょっと拝見していいですかと持って行く。
視力が両目共に0.1を下回る結果に愕然としつつも、
10分後にはお会計へ。
ここで、先ほどの女性店員がやってきて、カタログを開く。
ははーん、あれですか、色オプションですか。
「ではレンズをお選び頂けますか?
レンズの性能の下にあるのがレンズ価格でございます」
え・・・ちょ・・・レンズ代金込みじゃねえの?wwwwwwwwwwwww
「えーと・・・ちなみに、お勧めはどれなの?」
内心の動揺を押し隠してたずねる。
「そうですね、お客様くらいのブランド物ですと、
みなさまこれくらいのレンズをお選び頂いてますね」
と、上から2番目に高いレンズを指差す。
お前、その言い方はないだろwwwwwwwwwwwww
ナニ、俺の逃げ道なしなの?
つーか、半額セールとか言いつつ、このレンズクソ高くね?
こ、ここまで徹底した視力検査させといてキャンセルするか・・・
わきの下を嫌な汗が流れ落ちる。
するとそこへ、先ほどボクちんの視力を正確無比に検査してくれた、
いかにも技術者っぽい店員がやってきて言う。
「こちらのサングラスも見違えるようになりましたよ^^」
そうだった!かけてた度入りのサングラス!
ご丁寧に、パチンコ屋の店員に引っ掛けられて歪んでたフレームを
きっちり直してくれた上に、パッド交換までしてくれて、
こりゃまるで新品じゃないですか。
後に引けねえ・・・
「えーと、そうだなあ、フレームの厚み結構あるし、
そこまで薄型じゃなくていいかなあ」と必死の抵抗を試みて
三番目のレンズを選ぶ。高い順に上から・・・
くそっ、なんてこった、大見得張りの自分が恨めしい。
「多少、お色とか入れませんか?せっかくのフレームですし、
やはり薄くでも、この程度のブラウンカラーとか如何ですか?」
お前らの商魂には完敗だぜベイベー。
「OKOKもう入れちゃってよ!」
とやけくそのコメント吐いて、合計36000円超え。
ふらっと来店して使う額じゃねえぞwwwwwwwww
なにこのトラップ。
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